米国高配当ETF SPYD 配当重視で目指せ FIRE!
今回は、米国高配当ETFの中でも特に日本で大人気のSPYDを調べましたので、みなさんとシェアしたいと思います。
日本で大人気とのことですが、調べて納得です。
あってます、日本人気質に。✳︎典型的日本人である僕実感
今流行りのFIRE(First Independence Retire Early)の考え方にもぴったり。
実際FIREな諸先輩にも多いです、SPYD保有者。
特にこんな方に読んで欲しいです。
・投資に興味がある
・米国高配当ETFに興味があるが何を買うか決まらない
・配当をもらって収入を増やしたい
サラリーマンの「少額・真剣・遊びなし」投資に値するのか、
一緒に見てきましょう。
前に、VYMを紹介しました。比較しやすいように同じ構成でご紹介します。
- 結論
- なんなん?それ?( SPYDの特徴)
- 大丈夫なん?(投資セクター(業界))
- なんぼもうかんの??(配当状況とリターン目安)
- あかんとこもあんねんやろ?ええとこしか言わへんからなー
- で?結局ええの?
1.結論
入金力によりますw
なんやそれー!!となりますが、高配当ETFの本質はここですね。
仮にこれから6%のトータルリターンが続くとします。
内5%が配当、税引き後ざっくり4%とすると、
・10万円購入出来る人は、毎年4千円もらえます
・100万円購入出来る人は、毎年4万円もらえます。
・3000万円購入出来る人は、毎年120万円もらえます。
100万円だとうーん??となりますが、
3000万円あるとすごいです!
が、僕にはできません。入金力がありませんからw
多く入金出来る、これからやるんだ!という人にはとても良い投資先だと思います。
貯金をとり崩すことなくキャッシュフローが増えるんですから!
心の平穏が段違いです!
ではでは、この中身について見ていきましょう。
2.なんなん?それ?(SPYDの特徴)
SPYDは、ETFです。
簡単に言うと、株の詰合わせ定食みたいなものですね。
A定食とB定食で何が違うかというと、おかずが違うし値段が違います。
いっぱい種類はあるんですが、米国高配当系(ガッツリ系みたいな)定食で大人気なのが、SPYDです。
最初に、お伝えすべきはこれでしょう。
SPYDは、みんな大好きSBI証券の
米国ETF、株式の人気ランキンNO.1です。
✳︎2020上半期
ということは、日本での人気NO.1の米国ETFだと思って読み進めてください。
まず、安心できます。
②SPYDの特徴
・S&P500の高配当銘柄上位80から構成
・均等加重平均を採用、時価総額に関係なく全ての銘柄を均等に組み入れる設計
80銘柄構成なので1銘柄の構成割合は通常1.25%程度
③ステート・ストリート社の旗艦ETF
ステート・ストリート社は世界最大規模の資産運用会社です。
2020年3月末時点の運用資産額は日本円になおすと約290兆円!
「なんや、前より小さいがな!大丈夫かいな?」
「十二分にでかいっす!」
ちなみに、世界の運用資産額のトップ3はこちら。
・ブラックロック 約700兆円
・バンガード 約570兆円
・ステートストリート 約290兆円
この3社の合計額は、世界の株式時価総額の10%!
東証一部の時価総額が約660兆円ですから、まさに驚愕の数字です。
④に続きます。
④0.07%の信託報酬(手数料)
100万円を1年間いってらっしゃいして(できませんが)、700円しかかかりません!アメリカのETFでも極めて低い水準、手数料に関して損しません。やはり運営会社がでかいとこういうとこでメリットがあります。
高配当投資では、数%に頭を悩まします。手数料はとても大事な指標だと思います。
3.大丈夫なん?(投資セクター(業界))
出典:2020年1月末現在(出典:State Street HPデータで作成)
ややクセがあります。不動産やエネルギーのセクターが多いです。
このセクターには利回りが高いものが多く、SPYDのコンセプト上これらの割合が高くなるものと思われます。同じ米国高配当ETFであるVYMと比較すると偏りがあるのは否めませんね。
現にコロナの影響を受けて、大きく値を落としました。
他の高配当ETFと比較してみます。
黄:SPYD 青:VYM 緑:DVY 紫:HDV
出典:ヤフーファイナンス
コロナのさいに大きく値を下げて、それ以降の戻りも他のものと比較すると遅れています。
SPYDは2015年にできたものなので、初めての経済ショックとなりました。結果は暴落耐性が低いということが露呈した結果となりました。理由は大きく2つです。
まず、均等加重平均採用のため小さい企業の業績悪化の影響をもろに受ける
そして、利回りが高いセクター不動産やエネルギーを多く含むことです。
✳︎その後、ファイザーのワクチン開発成功でガツンと値戻りしてます。
4.なんぼもうかんの?(配当状況とリターン目安)
平均して4.46%程度とても高いです。
ちなみに、2020年12月に大幅に配当金を増やしています。配当金は12月3月6月9月の年4回支払われます。仮に2020年12月の配当金が維持されると驚異的な数字となります。
が、そんな上手くいくのかは、、もちろんわかりませんw
②トータルリターン
ここや、ここ。ここが問題なんやで!
そうです、誇り高き一般ピープルの僕は損したくないんです!
他のETFと比較して見てみましょう。
緑:S&P500 青:VYM 赤:HDV 黄:SPYD
2016年からのトータルリターンを比較したものです。
「・・・・・」
よくわからん!w
コロナ前は、圧倒的正義のS&P500よりも高いですが、コロナ大きくマイナス。
どこを標準と見るかですねー。
コロナで出遅れましたが、しっかりと保有株をリバランスして12月には高い配当金をゲットしてます。
暴落には弱いがリカバリーできる(現にできている)と考えると、
平時高いリターンがありながら配当金ももらえる、SPYDやはり優秀ですね。
5.あかんとこもあんねんやろ?
米国高配当ETFで考えるとどうしてもあかんところがあります。
そうです、税金ですね。
インデックス投資派勢の最大の攻撃ポイントです!
、、、う、確かに痛いw
配当金は年4回、3、6、9、12月に受け取りますが、これに税金がかかります。現地で10%、日本で約20%です。
これは確定申告で戻ってきます。税引き前配当金が10万だとすると、ざっくり8000円くらい戻ってきます!大きいですね。
✳︎所得が少ないと戻らないケースもあるとか、、、調べてください。
6.で?結局ええの?
かなりいいです!ええ、日本人人気NO.1ですから!
SPYDの最大の魅力は高い配当利回り。これに尽きます。
米国高配当株式の定番と言えばVYMでしたが、配当目当てと考えるといささか低い。
VYMよりも高い配当でありながら、経費率0.07%というのも魅力的。
高配当株投資や配当金投資で一番怖いのが減配です。日本でもJTショックが記憶に新しいところです。
ただ、今回のコロナ対応でしっかりと銘柄を入れ替えてプラスに転じることが証明されたと思っています。コロナを経験した今だからこそ、さらに魅力が増したETF。それがSPYDですね。おすすめです。
米国高配当株代表3種について書いております。
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